お医者さんの御用達 ~第178回 「5・2・1・0」で健康管理

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――先生、今回は子どもの生活習慣に関するお話だそうですね。

 

先生 はい。

AAP(米国小児科学会)が推奨する「5・2・1・0ルール」というプログラムをご紹介します。

2歳以上のお子さんには、以下にお話する内容をぜひ実践していただきたいのです。

 

――ほぉ、この「5・2・1・0」とは何ですか?

 

先生 まず「5」は、毎日、5種類以上の果物と野菜を食べさせることです。

豊富な果物や野菜を幼少時から摂取することで、心臓病や高血圧、がんの発症を予防することができます。

幼少期から健康的な食習慣を身に付けることは、非常に大事なんです。

「2」は、テレビやパソコン、ゲームなどは1日2時間以内に制限するということです。

長時間の動画の視聴は、読解力の低下や集中力がなくなる原因となる恐れがあります。

 

――長時間、テレビやゲームで遊ばせていると、学習能力に影響してしまうんですね。

怖いです…。

 

先生 はい。

続いて「1」は、1日1時間以上、身体を動かすこと。

最後の「0」は、糖分ゼロを意味します。

子どもには糖分が多く含まれる市販のジュースではなく、水、もしくは低脂肪乳を飲ませてください。

このプログラムの実践は、健康体への成長を促すだけでなく、身体の問題の早期発見にも繋がります。

ご家庭でしっかり健康管理をしてあげましょう。

紹介

 

 

~北京・天津ジャピオン2014年6月16日号

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