お医者さんの御用達 ~第192回「ヨーグルト各種」

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辛さと美味しく付き合う方法

――中国で火鍋にハマッていますが、食べるとよくお腹を壊すんです。

先生 日本の方は辛いものを食べ慣れていないため、お腹を壊したり便秘になったりする人が少なくありません。
便秘や下痢が原因で、体力が低下し病気につながる可能性もあるので、そうならないよう日頃から気をつけておきましょう。

――具体的には、どんなことを注意すれば?

先生 辛いものを食べる前に、ヨーグルトか牛乳をお腹に入れておきます。
そうすると胃の粘膜が保護され、胃腸への刺激を和らげられます。
アジア人は牛乳を飲むと消化不良を起こして下痢をする方も多いので、ヨーグルトの方がオススメ。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌は腸内細菌のバランスを整えてくれるので、下痢もしにくくなりますよ。

――辛いものとの食べ合わせはありますか。

先生 辛いものは身体を温めるので、逆にほどほどに身体を冷やす食材と組み合わせてみましょう。
例えば鴨肉、魚やエビ、瓜科の野菜がそうですね。
酸味や甘味で中和するのも1つの方法です。
辛いものにお酢を掛けたり、食後にリンゴや梨など酸味と甘みのある果物を食べたりすると、消化を助けてくれます。
もちろん辛いものを食べた際には喉が腫れたり唇が切れやすくなったりするので、水分も十分に摂ることを忘れずに。
中華を健康的に楽しみましょう。

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~北京・天津ジャピオン2014年9月22日号

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