お医者さんの御用達~第218回「マッサージ器」

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ピンポイントで凝りに効く
――先生、もう何年も肩凝りに悩んで、時々は眠れないほどなんです。

先生 まずは凝りをほぐし、凝らないよう予防しましょう。
ほぐす前の準備としてまず患部を温めましょう。
適度に温めたタオルを首や肩に10分ほど置いておくと、じわじわっと血行が巡り始めます。
このタイミングで、マッサージャーを使って凝りをほぐしていきます。

 
――プラスティック製で、大小の丸い突起が4か所突き出ていますね。

先生 凝りの正体は、筋肉が固まってこぶのように隆起した状態で、これを結節といいます。
この結節をほぐしてあげることがポイントです。
結節は指で押してみたとき、奥にキューンと深い痛みが走るようなところがそうです。
結節の場所を突き止めたら、そこをマッサージャーで押します。
30秒ほど押し続けたらぱっと離し、軽く手で撫でて落ち着かせます。
マッサージャーを離した時の反動で血流が一気に押し出される効果を狙うので、グリグリこねるように押す必要はありません。

 
――まるで踏みつけていた水の出るホースから、足を離した感覚ですね。

先生 これを5~10セット繰り返します。
肩凝り予防は、痛くなってからではなく、症状が現れる前にほぐすのが原則。
もし眠れないなら眠る前にマッサージしてください。
肩凝りの解決方法は一つではありません。
気軽に相談してください。

Dr 2

~北京・天津ジャピオン2015年4月13日号

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