お医者さんの御用達 ~第108回 絵本

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doctor

読書で表現力を身につける

――先生には2人のお子さんがいらっしゃるとか。

先生 はい。
小児科医としても2児の父親としても、子どもを持つ皆さんにぜひ実践していただきたいのが、毎日お子さんと一緒に絵本を楽しむ時間を持つことです。
読み聞かせや読書が子どもの成長に与えるメリットはたくさんあるんですよ。

――具体的にどんなメリットがありますか?

先生 まず挙げられるのは、語彙力、理解力や表現力などの言語能力が身に付けられることです。
読み聞かせは早すぎることはありません。
6カ月頃からでも始めてみて下さい。
1歳ぐらいまでは色使いが鮮やかで、触ったり噛んだりしながら楽しめる厚手の紙を使った絵本をチョイスしてあげて下さい。
1~2歳になると言葉が発達するにつれて、ストーリーを理解し、質問するようになります。
3~4歳になると物語を楽しみながら自分でストーリーを作り出したり、読むことに対する興味も生まれ、読書の習慣が身に付いてきますよ。
ほかには、親とのスキンシップが図れるというメリットもあります。
抱っこをしながら読んであげたり、寝る前にベッドで読み聞かせをすることで、質の高いコミュニケーションの時間が得られますよ。

――なるほど、よく分かりました。

先生 私自身ももちろん、毎日子どもたちと絵本を楽しんでいます。
短時間で構いませんから、ぜひ実践して下さいね。

prof

取材協力先/北京ユナイテッドファミリー病院
~北京ジャピオン2012年12月24日号

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