膿が溜った腫張には拔毒膏

――先生、どうやら膿をもってしまったようで腫れてしまっています。早く治す方法はありませんか？

 

先生　それでは｢拔毒膏｣を紹介しましょう。まず一般的に、患部が細菌感染を起こして腫れている場合、手術で切ってしまうことをおすすめします。しかし、手術が嫌な方や、そこまで大きな膿ではない場合に用いられるのが｢拔毒膏」です。私の患者さんでも、これを使って腫れが引いた方がたくさんいます。

 

――そもそもなぜ膿が出来てしまうのですか？

 

先生　傷が出来たときはすぐに消毒を行って、雑菌が体内に入るのを防ぐ必要があります。しかし、きちんと殺菌しないと、炎症を起こし、化膿してしまうことがあります。

 

――まずは、きちんとした消毒が大切なんですね。では「拔毒膏」の使い方を教えてください。

 

先生　まず熱湯をかけたり、電子レンジで加熱をしたりして、拔毒膏を温めてください。拔毒膏が軟らかくなったら、1日1枚患部に貼ってください。水には弱いので、お風呂あがりに貼るのが良いですね。

 

――では、使用する際に更に注意が必要なことはありますか？

 

先生　保管は涼しい場所で行ってください。また、使用しても良くならない場合には、必ずすぐに病院で診察を受け、処方や正しい治療をうけてくださいね。

～北京天津ジャピオン2017年05月01日号～