お医者さんの御用達 ~第157回「デンタルフロス」

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歯周病・虫歯予防にはフロス

――先生、毎日きちんと歯磨きしているのに、虫歯が見つかったんです。

先生 普段の歯磨きに問題があるのかもしれません。
口の中には、700種類以上の菌が潜んでいます。
虫歯や歯周病の原因となる菌は酸素を嫌うため、歯と歯の間、歯と歯茎の間に酸素を送り込むことで、予防につながります。
歯と歯の間をきれいにするには、デンタルフロスを使いましょう。

――では改めて、使い方を教えください。

先生 1回に使用するフロスの長さは、中指の先端から肘ぐらいまで。
両中指に巻きつけ、人差し指と親指でピンと張ります。
歯と歯の間に滑り込ませたら、Cの字を描くように歯にひっかけて上下します。
奥歯は、少し口を閉じると楽に届きます。
2、3カ所に使った後は、フロスをずらして新しい部分を使います。

――様々なタイプのフロスがあって迷います。

先生 oral‐bのような有名なメーカーのものを選ぶと安心ですよ。
糸状の細いフロスは歯間に入り易く、扁平なものは歯に当たる面積が広いので歯垢を絡め取りやすいなどの特長があります。
ワックス付きは滑りがよいのでオススメですよ。
お子さんは歯と歯が隣りあって生えてきたら、フロス習慣のスタートです。
親御さんの膝の上に頭をのせた姿勢で行ってください。
毎日寝る前の歯磨き後にフロスで仕上げをし、歯と歯茎の健康を保ちましょう。

 

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取材協力/オアシス国際病院

 

~北京ジャピオン2014年01月06日号

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