【北京】中国のうつ病、9割が未治療 北京市がお助けアプリを開発

【北京9月10日】
北京心理危機研究与干預中心と北京回龍観医院は、9月10日(水)の「世界自殺予防デー」を翌日に控えた9日(火)、北京市がうつと自殺予防のためのプロジェクトに着手していることを明かした。
2~3年以内に、心の病に関する正しい知識の公開、質問受付、診察予約、うつ病診断などが可能な携帯アプリを完成させるとしている。
WHOの2014年の統計によると、中国では毎年約12万人が自殺により死亡している。
中国でのうつ病の識別率は21%と低く、現状では、約8割が「うつ病」と認識されていないことになる。
さらに、治療を受け入れているうつ病患者は全体の1割とのデータもある。
市の関連部門は、中国は先進国に比べ、精神科医師の数も不足していると話している。

 

~北京・天津ジャピオン2014年9月15日号

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