北京マラソンに防毒マスク スモッグの中、3万人が参加

【北京10月21日】北京市で10月19日(日)、深刻な大気汚染の中「2014北京国際マラソン」が行われた。
55の国と地域から約3万人が参加し、天安門広場などを駆け抜けた。
マスク姿の参加者が数多く見られ、中には顔全体を覆う「防毒マスク」を着用して走る選手も 現れた。
複数の海外メディアが、スモッグの中での決行に対し疑問を投げかけた。
当日朝、市内の微小粒子状物質「PM2・5」の濃度は300㍃グラム超の「深刻な汚染」に 見舞われ、前夜18時には重度汚染レベルの「藍色警報」が発令されていた。
『ニューヨーク・タイムズ』によると、環境問題に取り組む国際環境NGO『グリーンピース 』の担当者は、〝今年のマラソンは中止、あるいは延期すべきだった〟と語ったとしている。イギリスの『デイリー・テレグラフ』は、〝世界一、不健康なマラソン?〟というタイトルで 、参加者の約半分を占めた外籍者たちの、健康を懸念する声を掲載した。

~北京・天津ジャピオン2014年10月27日号

 

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