北京11月のPM2.5濃度 重度汚染で前月比60%上昇

【北京12月13日】環境保護部は12月13日(日)、今年11月の北京・天津・河北省及び各直轄市・省74都市の空気レベルを発表した。
これによると、華北地区で発生した重度汚染の影響により、北京の11月のPM2.5平均濃度は1立方メートルあたり118マイクログラムに達し、前月比59.5%上昇した。
環境保護部環境監測司長によると、北方地区では11月の集中暖房供給の開始に伴い、排気汚染と不利な気象条件の影響を受け、東北、華北地区で広範囲にわたる重度汚染が発生。
11月27日(金)~12月1日(火)には、北京・天津・河北省内13都市のうち10都市で重度汚染が出現した。
このうち、PM2.5の1日及び1時間の最大平均濃度は保定市の1立方メートルあたり513マイクログラムと740マイクログラムで、北京市ではそれぞれ464マイクログラム、605マイクログラムだった。
また、11月の北京の重度汚染日は5日間、深刻な汚染日は4日間で、前年同期比より4日増だった。

~北京・天津ジャピオン2015年12月21日号

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