航空機エンジンに孔明灯絡まる あわやの大惨事に関係者が苦言

【北京2月6日】中国民用航空局関係者が2月4日(土)、南苑空港の航空機ジェットエンジンに孔明灯(中国伝統の紙製ランタン)が絡まった写真をネットにアップしたことを受け、中国聯合航空有限公司は翌5日(日)、公式ウェイボ(微博)で事実を認め、孔明灯が左エンジンに吸い付き航空機が遅延したものの航空機への損傷はなく、臨時の乗り換え調整により旅客の出発に支障はなかったと説明した。

写真は企業ユーザー向け「民用航空局機務フォーラム」にアップされた後、複数の関係者によって転送され、「これは大事を招く恐れもある、空港エリアの空中の障害物除去を徹底すべきだ」との批評も記述されていた。

中国聯合航空ウェイボによると、4日夜に南陽行き「KN5837」が滑走路を走行中、クルーが孔明灯のようなものを発見、即時管制塔に報告し、滑走及びエンジンを停止していた。ジェットエンジンには吸引力があるため、孔明灯が吸い込まれたものとみている。

~北京・天津ジャピオン2017年02月13日号~

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