天津〝12・1〟重大火災事故発生 通報されていた工事の安全問題

【天津12月3日】12月1日(金)早朝4時頃、天津市河西区城市大厦B座38階で発生し、死者10人、負傷者5人を出した「天津〝12・1〟重大火災事故」に関して、天津市政府新聞弁公室は12月3日(日)、公式ウェイボ(微博)にて初動調査の結果、火元はエレベーターホール内に堆積した雑品及び廃棄内装材だと発表した。

火災現場は盛捷友諠服務公寓38階。現場の天井、ホールは当時、内装工事中で、工事に消防・安全問題があるとして今年9月に通報されていた。

調査によると、施工会社は消防用水を貯蔵しておくための消防タンクを無断で空にしており、火災発生時に消防設備が使用できなかったため、火の勢いが拡大したものと見られている。また、同社は違法に人員を施工現場に寝泊まりさせていた。

火災による死亡者は9人が内装作業員、1人は作業員の友人だった。

目下、公安機関は関連企業の容疑者11人を重大責任事故罪立件捜査のため拘留している。

~北京天津ジャピオン2017年12月11日号~

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