北京で50年来の最高気温39度 気象専門家は異常気象を否定

【北京6月6日】北京南郊気象台は6月5日(月)15時22分、50年来の6月上旬同期の最高レベルとなる気温39度を観測した。

北京では前日4日(日)より気温が急激に上昇、今夏、2度目となる高温イエロー警報を発令した。

過去のデータによると、6月上旬の史上最高気温は1961年6月10日の40・6度、次いで1968年6月5日の39度で、今回は観測史上3番目、50年ぶりの記録的観測となる。

中国の北部地方では近ごろ、局地的に35~40度近い高温が観測されており、河北省では4日(日)16時に最高気温36・9度、石家庄でも同日に35度を記録している。

国家気象中心の高級エンジニアは、ここ10日間ほどの北京・天津・河北省の高温記録は例年同期に比べ高いものの正常な現象だとし、14年5月末には北京、天津、河北省で41度以上の高温が出現したことを例に挙げ、この先、史上最高気温を突破する可能性は比較的少ないと話している。

~北京天津ジャピオン2018年6月11日号~

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