著名作曲家が「海底撈」を起訴 無許可で店内のBGMに使用か

【北京6月11日】最近、大手火鍋チェーン「海底撈(ハイディラオ)」が著名な作曲家である林海(リン・ハイ)氏の著作権を侵害したとして、林海氏本人により海淀区人民裁判所に起訴されたことがわかった。

起訴状によると、被告は許可を得ずして原告の『琵琶語』、『対歌』、『黛玉傳』などの音楽作品を店内で繰り返し放送しており、これらの行為は著作権の侵害に当たり、原告に膨大な経済的損害を与えたとしている。

これに対し海底撈側は、裁判所から起訴に関する通知を受けていないと回答。林海氏とは2015年11月に音楽作品のライセンス契約を締結しており、店内のBGMとして使用する許可を得たうえで費用も支払い済みだとしている。なお、契約は17年11月18日に満了していた。

林海氏は数々の映画音楽や08年北京五輪のPR曲などを手がけたことでも知られ、フェイ・ウォン(王菲)ら有名ミュージシャンの楽曲の制作にも携わっている。

~北京天津ジャピオン2018年6月18日号~

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