5000年前の「山東の巨人」国家博物館で復元展示される

【北京7月10日】中国国家博物館、山東大学、山東省文物局、済南市人民政府の共同主催による「礼出東方―山東焦家遺跡考古発見展」が7月10日(火)開幕し、5000年前の「山東大漢(大男)」の復元された人骨が話題を呼んでいる。

山東省済南章丘の焦家遺跡M184号墓から発見されたこの人骨は身長が1・9メートルあり、これまでの古代人類の体格についての認識を覆した。これについて専門家は、当時は農業や畜産が発達して食料が豊富にあり、栄養状態がよかったと推測する。

焦家遺跡は、新石器時代後期に山東省を中心に広がった大汶口文化の遺跡。総面積100平方mを超え、古代社会を研究する上での貴重な資料が多数発見された。

展示は9月9日(日)まで。「山東大漢」以外の復元人骨や、230点あまりの文物も公開される。

~北京天津ジャピオン2018年7月16日号~

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