北京で記録的な豪雨、被害が続出 密雲では道路決壊や水没相次ぐ

【北京7月16日】北京市交通委員会路政局は、記録的な豪雨の影響で7月16日(月)10時までの時点で、公共道路における突発的な事故が12件発生したと伝えた。このうち道路の陥没・決壊事故が9件、水没・冠水事故が3件だった。

密雲区西北部では16日早朝、激しい豪雨により5つの村で停電、通信不通となり、道路が寸断された。琉辛路など5カ所の道路が決壊し、数十人が立ち往生。密雲白河は1998年の大洪水以来の洪水が発生し、消防隊員約100人が現場で救援にあたった。

密雲区新城子鎮龍脈レジャー村では17日、暴雨により路面が水没、水位が上昇。四方を山に囲まれ流泥や流石の危険性があるため、消防隊員が村人ら560人の救出と避難活動にあたった。

密雲区石城鎮王満村では17日、道路の決壊により観光客103人が立ち往生した。通報を受けた警察は5時間におよぶ捜索・救出活動を行った

一方、北京首都空港では、17日(火)9時までに152便が欠航した。

北京市旅遊委員会は17日、市内179カ所の観光地が臨時休業となったと発表。山間部の大部分は休業となり、このうち密雲区は司馬台長城、桃源仙谷景区、古北水鎮など38カ所と最多だった。続いて懐柔区の26カ所、房山区の25カ所、平谷区の19カ所などだった。

~北京天津ジャピオン2018年7月30日号~

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