天津市静海区で竜巻が発生 建物倒壊、電柱が真っ二つに

【天津8月13日】天津市静海区で8月13日(月)夕方、竜巻が発生し、建物20~30棟が被害を受け、1人が負傷した。

現場を撮影した動画によると、強風が吹き荒み雨脚が激しくなるなか、空中に白い渦巻き状の気流が現れ、ゴミ袋などを次々と巻き込んでいった。続いて建物の屋根や壁などが倒壊し、レンガのかけらが散乱、電柱が真っ二つに折れるほどの凄まじさだったという。

目撃者によると、竜巻は十数分間続き、強風とともに木の葉など周囲の物を巻き込みつつ、空高く吹き上げていった。

静海区静海鎮政府弁公室のスタッフによると、現場の距離は弁公室より2㌔ほど離れており影響はなかったが、西五里村と大口子門村では深刻な被害を受けており、20~30棟が損壊に遭ったほか、高圧線が経たれ、電力が遮断されていた。

同日より約1500世帯の電気が停止し、国家電網天津電力は緊急対策機制を発動。作業員が夜を徹しての修復作業を行い、14日(火)13時頃までに最も被害の深刻だった西五里村に電柱3基と低圧線回線を新設、約200mの導線の交換を行った。同時点で約100世帯の電力が復旧しているという。

~北京天津ジャピオン2018年8月20日号~

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