北京市の軌道交通マナー改訂へ 車内飲食や〝覇座〟も違反行為

【北京4月26日】北京市交通委員会は最近、「北京市軌道交通乗客守則」改訂案および、「軌道交通不文明乗車行為記録個人信用不良情報に関する実施意見」草稿を公表し、5月11日(土)まで市民の意見を求めている。

改訂案では主に喫煙、痰を吐く、大小便をする、ガムを吐く、ゴミの投げ捨て、落書きの6項目の禁止を補足。このほか、「偽造・変造乗車券の使用禁止」、「乳児・病人を除き、列車車両内で飲食してはならない」、「ホームや車両で折り畳み自転車、各種キックスクーター、セグウェイ、ローラースケート、スケートボード等を使用してはならず、風船を携帯して乗車してはならない」などの内容を追記している。

一方、実施意見草稿は上記に加え、〝覇座(1人で複数の座席を占拠する行為)〟、車内での飲食、車内での商品のセールスまたは営業活動などのマナー違反行為を明記。軌道交通運営安全専門監督兼検査員、乗務管理員などの勧告、制止を聞き入れなかった場合は、軌道運営側に乗車サービスを拒否する権利があるとしている。

同時に、交通執法部門は個人信用情報にマナー違反を記録し、公安執法部門により法的処分を科すとしている。

~北京天津ジャピオン2019年5月6日号~

 

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