狂牛病の恐れあり? 〝神戸牛〟違法輸入が発覚

中央電視台(CCTV)は2月3日(日)、同局のテレビ番組『毎周質量報告』で、北京や上海のレストランで〝神戸牛〟として提供されている牛肉は、偽物もしくは検疫を通さずに違法輸入されたものであると報道した。
上海市食品薬品監督管理局によるある日本料理店への抜き打ち検査によると、同店で神戸牛と称して販売されていた牛肉は国産とオーストラリア産であることが発覚したという。
また、上海浦東国際空港での検査でも、成田発上海着の便の受託手荷物の中から、違法持ち込みの160㌔余りの牛肉が発見されたとしている。
これをレストランで消費者に提供した場合、約30万元の価値があるという。
これに対し専門家は、中国では日本での狂牛病発生を受け、2001年より牛肉輸入を全面禁止しており、〝神戸牛〟は偽物本物を問わず、国内では販売自体が違法行為であるとした。
また、消費者は狂牛病に対する危険性をより重視すべきだとしている。
(2月4日)

~北京ジャピオン2013年2月18日号

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