北京小中学校でゴミ分別学習 知識普及のための授業も開講

【北京9月9日】北京市教育委員会が今年7月、小中学生にゴミ分別を学習させるよう要求したのを受け、北京の各小中学校ではゴミ分別に関する知識の伝授や校内におけるゴミ分別を実践している。

東城区教育委員会、東城区城市管理委員会は今年7月、共同で「北京市東城区学生ゴミ分別行動マニュアル」を東城区の小中学生に配布。灯市口小学校では、学生全員がマニュアルを所持している。同校では9月3日(火)、指導員が教室内で小学生に向けたゴミ分別知識を解説。教壇付近には、回収ゴミとその他のゴミを分けるための段ボールとゴミ箱を設置しているという。

朝陽区の北京工業大学付属中学十八里店分校では、2016年よりゴミ分別教室を開始。道徳教育科主任によると、ゴミ分別知識を授業に取り入れているという。また、学期毎に最低2回はゴミ分別知識の講座を開設、専門家を招聘して各クラスともに知識の普及に励んでいる。

一方、海淀区の太平路小学校では、ゴミ分別知識を授業課程の重要項目とし、14年より自主編さんの教材の使用を開始。小学3年時からこの教材を使った授業を開始し、ゴミのでき方や分別の仕方、処理法、ゴミ減少のための節約などを紹介している。

 

~北京天津ジャピオン2019年9月16日号~

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