故宮のお堀のゴミ撤去作業 1日で4万㌧以上を収拾

北京市環境衛生集団の約40人の清掃員が2月28日(木)、故宮のお堀「筒子河」のゴミ集中清掃を行った。
同日17時までに収拾されたゴミは4万㌧以上にのぼり、中には1万本以上のトウモロコシの芯があったという。
同日早朝7時頃、清掃員らは筒子河と労働人民文化宮のお堀に到着。
それぞれ、船に乗りゴミを清掃する係、ゴミの運搬係、清掃員が河の中に落ちないよう命綱代わりの棒を差しのべる係に分かれて作業を行った。
本来この区域の清掃は環境衛生集団の担当ではないが、市政市容管理委員会が同集団に緊急の応援を要請した。
責任者によると、この一帯はゴミ被害が最も酷く、清掃担当の労働人民文化宮が以前に清掃したものの、専門の道具を持たず人手不足もあり、徹底した清掃に至らなかったとしている。
市政市容管理委員会は、今後はゴミ箱を増設、ゴミ投げ捨て禁止の警告板を設置するなど筒子河の保護を強化するが、最も重要なのは観光客がゴミを投げ捨てしないマナーを守ることだとしている。
(3月1日)

~北京ジャピオン2013年3月11日号

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