北京でも鳥インフル感染例 予防・抑制策を本格始動

北京市衛生局は4月15日(月)、鳥インフルエンザ(H7N9型)の発生状況報告会の席上で、同日全市の病院で行ったインフルエンザ患者約1600人を対象とした検査で異常は見つからなかったと報告した。
14日(日)、北京市で初のH7N9型感染例となった4歳男児の感染が見つかったことを受け、北京市財政局は鳥インフルの予防抑制措置の経費として緊急に3000万元を追加、衛生局は市内各医院や飲食業者に監督および衛生の強化を要請し、北京市医院管理局は市内21カ所の病院でインフルエンザ患者に対するH7N9感染の抜き打ち検査を行った。
また、朝陽区では、鳥インフル予防抑制チームを結成、区全域における生きた家禽の売買および屠殺、飼育愛好者の多い伝書鳩の放し飼いを全て禁止、家禽の飼育を取り締まる感染防止活動を始動した。
併せて、農業執法大隊と交通隊は共同で、市内に動物や畜産物を運ぶ車両の取り締まりを実施し、運ばれる家禽に対し検疫報告書の提示を必須としている。
(4月16日)

 

~北京ジャピオン2013年4月22日号

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP