夏季の水分摂取に注意! 水分過多で〝中毒〟症状に

夏季は水分の摂取量が自然と多くなるが、これに対し近日、空軍総医院児童科副主任は水分の摂取量が少ないのは良くないが、多く摂り過ぎても〝中毒〟になる可能性があると指摘している。
同副主任によると、誰もが水分摂取量が少ないのは良くないことを知っているが、実は飲用水を一度に多く飲み過ぎると肝臓や腎臓の負担が増加し、余分な水分の体外排出が追いつかなくなり血液濃度が薄くなる上に、体内の塩分量が不足して〝水中毒〟と呼ばれる低ナトリウム血症を引き起こすという。
〝水中毒〟になると、身体の倦怠感、疲労感、食欲減退などの症状を引き起こし、症状が重なると痙攣や意識障害、肺水腫などによって死亡率は低いものの生命の危険に至る場合もあるとしている。
同副主任は、夏季も白湯を飲むのが適しており、摂氏5度以下の飲料はなるべく飲まないこと、10度前後の薄い食塩水を飲むのが理想的だとしている。
具体的には、500㍉リットルの飲用水に1㌘の塩を加えるよう提案している。
(7月23日)

 

~北京ジャピオン2013年7月29日号

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