炉端焼き一筋12年
元気なオシドリ夫婦が切り盛りする、気取らない炉端焼き店「晴海」。
半年前に秀水2号に移転したものの、旧店舗の常連さんはそのままに、新たな〝晴海ファン〟を増やし続けている。
北京で店を構えて12年。
「毎日、その日一番の食材を使って料理を作ってきました」と語るのは、この道30年のオーナーシェフ・朱さん。
雨が降ろうと槍が降ろうと、毎日市場に出かけ、自分の目で確かめた最上の魚介や野菜を仕入れる。
こぢんまりとした焼き場で、朱さんが操る赤々と燃える炭火の炎が、日々、食材の自然な味を引き出し、至極の炉端焼きに仕上げていくのだ。
焼き場を囲んで一杯
今回、その朱さんが自信を持って仕入れた北海道産のサンマが半額に。
丸々と肥えたサンマを炉端に並べ目の前で焼き上げる様子と、芳ばしい香りが食欲をそそる。
脂滴るアツアツのサンマをがぶりといけば、思わず笑みがこぼれるというものだ。
ほろ苦さがアクセントになった、卵たっぷりの長野産「子持ちあゆの塩焼」(35元)に、香り高き珍味「蟹味噌の炭焼」(68元)など、炉端焼きは30種類以上。
ガッツリ食べたい人は、北海道の郷土料理「三平汁鍋」(48元)や肉々しい「月見和風ハンバーグ」(38元/200㌘~)など、自慢の一品料理もいただこう。
半個室には特製の焼き場も設置する同店。
今宵は焼き場を囲み、気のおけない仲間と盃を重ねつつ語り明かしたい。
info
晴海
住所:朝陽区東大橋路14号秀水2号2階
TEL:8448-0546、131-4622-1737
営業時間:11時半~14時、17時半~22時
席数:80席、個室1、半個室1
予算:昼30元、夜100元
~北京ジャピオン2014年02月24日号