【北京11月4日】北京市空気重汚染応急指揮部弁公室は11月3日(火)18時、空気重汚染のブルー警報を発令し、空気レベルが3日夜間から4日(水)にかけて、5級重度汚染に達する見込みだとした。
北京環境保護監測中心の観測データによると、3日日中から空気汚染レベルが上昇し、16時の市内中心6区のPM2.5濃度は1立方mあたり122マイクロg、昌平、延慶など西北部地区は183マイクロgに達した。
また、北京環境保護局は近日、今年1~10月の北京市内の空気レベルを発表し、同期間のPM2.5累計濃度は1立方mあたり69.7マイクロgと前年同期比で21.8%減少したと報告した。
同局によると、秋冬季は重度汚染が発生しやすく、例年の例からみると、11、12月の空気レベル改善は難易度が高く、厳しい状況だとしている。
一方、市内では全面的に石炭燃焼ボイラーの再生改造を推進し、冬季の煤煙汚染問題の管理および制御に取り組むとしている。
~北京・天津ジャピオン2015年11月9日号