――先生、うちの子はお腹を壊してしまうことが多いんですが、子どもに下痢止めの薬を飲ませるのもちょっと心配で…。飲み薬以外で、何かいい方法はありませんか?
先生 それでは、「丁桂兒臍貼」を試してみてください。これは1~12歳の子どもに対して使う「貼る下痢止め」です。冷え性のための生薬として、中国で広く使われている「丁香」や、発汗や鎮痛を促す「肉桂」(シナモン)などが配合されていて、身体を温め、下痢の症状を緩和してくれますよ。
――早速、使ってみたいです! 身体のどこに貼ればいいのでしょうか?
先生 1日1回、おへその上に貼ってください。1枚で24時間、効果が持続します。おへそは皮膚が薄くて血管もあるため、腸に成分が届きやすいんですよ。貼り方ですが、「丁桂兒臍貼」自体は絆創膏のように粘着タイプではないので、ガーゼとテープを使用して貼り付けてくださいね。
――はい。では使用の際の注意点はありますか?
先生 この薬は冷えたお腹を温める時に使うものですので、辛いものでお腹を壊した場合には使用できません。また、稀に貼った部分に痒みや赤い湿疹が出る場合もありますので、1~2歳の小さなお子さんに使う場合には、親御さんが定期的に患部の状態を確認してあげてくださいね。
~北京天津ジャピオン2017年12月11日号~