【北京7月8日】今年の〝高考〟(大学統一入学試験)が、7月7日(火)にスタートした。北京市では、4.9万人の受験生が市内132の学校に設けられた会場で4日間にわたる試験に臨んだ。
今年は新型コロナウイルスの影響で、例年より1カ月遅れの実施。感染を防ぐため、各会場では徹底した予防対策が採られた。
豊台区の北京第十二中学では、開門1時間前から学校前の道路に消毒液を散布し、係員が人の流れを調整。受験生はマスク着用の上、1メートルの間隔を開けて入場し、入り口では検温と手の消毒が行われた。
付き添いの保護者に対しても、密集を避けるため多くの会場で校門外に専用の待機エリアを設置。試験終了後、受験生らは係員の案内で速やかに帰宅した。
また今年は、国語の短作文の選択テーマに「コロナ流行下での物流に貢献した配達員への賛辞の詩」が採用されるなど、世相を反映した出題となった。
~2020年7月13日北京天津ジャピオン~