洒落た串焼きバール
北京語飛び交う賑やかな店「多么焼烤BBQ」。
日本人におなじみの好運街に、1月オープンしたシシケバブ(串焼き)専門の店だ。
中に入ると、赤レンガを使った洒落た椅子、壁全面に描かれたポップアート、大型プロジェクターで流されるスポーツ中継…一瞬、バーに迷い込んだのかと錯覚する。
周囲のテーブルを見渡すと、目に入ってくるのはクルクルと自ら回る串焼きの数々。
そう、ここではテーブルに全自動串焼きマシンが設置されているのである。
その光景を眺めるだけで、何やらワクワク感が高まり、思わず目が輝くことだろう。
自分好みの味付けに
串焼きは、肉や野菜、キノコなど全40種類以上。
内蒙古から毎日仕入れる「羊肉串」(通常5元)は、大ぶりの肉と肉の間に挟まる脂身がアクセントをつける。
串焼きマシンにセットして炭火でじわりと焼かれる羊肉には、「ナッツ、ゴマをブレンドした特製調味料やクミンを振りかけ、自分好みの味に仕上げて」と店長の張さん。
このほか豚肉と軟骨が交互に並ぶ「骨肉相連」(通常4元)や、北京版ハンペン「魚豆腐」、歯ごたえ抜群の鬼スジ「牛板筋」(通常各3元)など、串焼き全品が特価となるこのチャンス、財布の中身を気にせず肉をガツンと頬張ろうではないか。
隣の居酒屋「武蔵屋」の料理も味わえ、箸休めに刺身、〆にラーメンというわがままもOK。
いつもと違う食事を楽しむなら「多么焼烤」で決まりだ。
info
多么焼烤BBQ
住所:朝陽区朝陽公園路1-16号(好運街・武蔵屋隣)
TEL:5867-0285、136-2106-2286(日本語可)
営業時間:17時~翌3時半
席数:100席
予算:80元
~北京ジャピオン2014年03月10日号