和の心で結ぶ人の縁
北海道札幌にある、著名飲食店が集まるビル・Gダイニング。
札幌のグルメシーンを盛り上げる同ビルにて、ひと手間掛けた和食を提供する「和縁亭」が、昨年9月北京にも店を構えた。
北京でも本店同様、和の心で人と人の縁を結んでいる。
大自然を表すかのような草緑色の暖簾をくぐり店内へ。
広々と開放感溢れ、木の温もりが心地よい。
そんな心地よさをさらに高めるのが、最近登場した「札幌味噌ラーメン」だ。
豚骨と鶏ガラを6時間以上煮込んだ白湯に、味噌を始めとする20種類以上の食材をブレンドした自慢のスープをすすると、その濃厚かつまろやかな味に、懐かしさを覚えるだろう。
道民のソウルフード
北海道ゆかりの料理が目白押しの同店。
北海道から取り寄せた「縞ホッケ一夜干し」(198元/尾)は厚みと脂の乗りが抜群で、まさに日本の味。
北京では珍しい辛口の地酒「金滴」(50元/90㍉~)をチビチビやりながら、味わいたい。
オホーツク地方のガツンと辛い「生の山わさび」(10元/10㌘)をすりおろし、道民よろしくご飯に乗せ醤油をかけて食べるのも乙だ。
山ワサビは刺身や肉のアクセントとして◎で、「辛味がクセになりますよ」と総料理長の澤野さん。
そのほか、鶏の唐揚げ「ザンギ」(48元)に「ラーメンサラダ」(68元)など、B級ご当地グルメもお忘れなく。
道産子のソウルフード満載の和縁亭で、北の大地の息吹を感じよう。
info
和縁亭
住所:北京市東城区工人体育場北路66号瑞士公寓110単元
TEL:010-6552-2210、158-0127-4307(日本語可)
営業時間:11時~14時、17時~22時(ラストオーダー21時半)
席数:280席、個室11
予算:昼70元、夜200元
~北京・天津ジャピオン2014年5月26日号