お医者さんの御用達~第601回

「按摩杖」で身体をほぐそう

 

――先生、北京の冬は寒くて、身体がすっかり硬くなってしまいました。

先生 そうですよね。そのうえ、冬は路面凍結による転倒で骨折も増える季節です。普段から身体をほぐして、怪我をしにくい身体作りを心掛ける必要があります。そこで今回紹介したいのは、この「按摩杖」です。

 

――へえー、日本では見たことのないアイテムですね。早速、使い方を教えてください。

先生 中国では、一般的に使われているものです。この短い持ち手の部分を持ち、湾曲した杖の先端で肩や背中、腰をピンポイントで指圧します。手が届きにくい肩甲骨や背骨の部分も、しっかりとツボを刺激することができるんですよ。実際に試してみますか?

 

――はい。背中にもしっかり力が加わって、気持ちいいですね!

先生 はい。ちょっとした時間の合間やテレビを見ながらでもできます。素材はプラスチックから木製のものがあり、どれも軽くて扱いやすい形状なので、老若男女を問わず簡単に身体をほぐすことができます。

 

――なるほど。年齢を問わずに使用できるのはいいですね。

先生 指圧する強さも自分で調整できるので、無理なく続けることができますよ。

 

―――今週のドクター―――

北京東文中医診所

理学療法士 張牧川中医師

北京中医薬大学博士号を取得。理学療法士として、鍼灸・整体・漢方薬を用いた慢性疲労や不眠症、肩こりや捻挫などの治療を得意とする。日本語も堪能。

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~北京天津ジャピオン2022年12月5日号~

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