繰り返し使える冷熱パッド
――先生、今日は一家に一つあると便利なグッズをご紹介いただけるとか。
先生 はい。温めるか冷やすか、どちらかの機能のパッドはたくさんありますが、この「冷熱敷理療袋」はどちらも可能なタイプなんです。
冷凍庫で30分冷やすことで冷却パッドとして、1000㍗出力の電子レンジで1~2分、または熱湯の中に5分ほど浸せば、温熱パッドとして使用できます。
――いろいろな用途に使えそうですね。
あ、しかもベルト付きなんですね!
先生 そうなんです。肩こりや背中の痛み、腰痛などを感じた際にベルトで巻いて固定できるので便利ですよ。
筋肉のコリによって起こる腰痛などの症状、月経痛や関節痛といった身体の痛みのほとんどは、患部を温めることによって緩和できます。
また、胃痙攣や下痢など胃腸の不具合も、温熱療法で和らげることが可能です。
――冷却用途では、どんな使い方がありますか?
先生 風邪による発熱や日射病の際には氷まくらと同じ要領で、火傷や打撲などのケガによる腫れや炎症を抑えるためのアイシングにも活用できます。
ケガで内出血が起こった際には、直後は冷やして、48時間経ったら温熱療法に切り替えてください。
患部の血行を良くすることで、自然治癒力を活性化できます。
ただ、ばい菌への感染によって起こる炎症の場合は、菌の繁殖を増長させてしまいますので、くれぐれも温めないよう注意して下さいね。
取材協力先/北京フラワー医療センター
~北京ジャピオン2012年9月10日号