広東省広州市で4月10日(木)、39歳の女性が、豊胸注射で注入した成分が腹部と背中に移動したとして、病院に駆け込む出来事があった。
上映中の整形手術をテーマにしたコメディ映画『整容日記』に同ケースと酷似した描写があり、メディアでは“現実では笑えない悲劇”として取り上げている。
女性が豊胸注射を行ったのは12年前。
昨年4月から胸部の腫れと痛み、豊胸成分が下に移動する自覚症状があったと話している。
女性の主治医によると、注入されたのは人体に有害とされ、現在使用が禁止されている化合物・PAAG(中国の俗称「人造脂肪」)。女性はすでに成分の除去に成功し、今後、形成手術を受ける。(4月11日)
~北京ジャピオン2014年4月21日号