韓国メディアが10月25日(木)に報道した「農心辛ラーメン」の〝可塑剤(かそざい)事件〟が中国でも反響を呼んでいるなか、北京市のスーパーや小売店では関連商品の撤去要請を受けていないことが分かった。
韓国メディアの報道によると、韓国産インスタントラーメン「農心辛ラーメン」6タイプの調味量の中から発がん性物質のベンゾピレンが検出されている。
韓国食品薬品安全庁によると、今年6月に鰹節粉末生産企業の商品の中から大量のベンゾピレンが発見され、その企業が「農心辛ラーメン」調味料袋の仕入れ企業であることが判明。
農心は25日、韓国の公式サイトにて検査結果に対する声明を発表し、発がん性物質の存在を否定、市場流通商品の回収処理を実施しないとした。
一方、北京市内の大手スーパーでは「農心辛ラーメン」を通常通り販売。
大型スーパーの市場部責任者によると、撤去通知は出ていないが、事件に非常に注目していると話している。
(10月26日)
~北京ジャピオン2012年11月5日号