北京3月9日】北京首都空港は3月8日（火）、3カ月の試用期間を経て、正式に女性専用安全検査通路を開設した。

女性専用通路は3つのターミナルビルに設置され、第3ターミナルには3本の通路に16人の女性安全検査員を配置し、プライバシーの保護の下で女性旅客への安全検査を行う。

首都空港安全保衛部門関連責任者によると、男性の安全検査員が女性の荷物の中身をチェックする際、下着や衛生用品を調べることもあり、気まずい思いをする女性も多く、不満の声が挙がっていた。目下、首都空港の女性客の割合は45％に達し、女性客の携帯手荷物は容量や物質特定のため、荷物の開封が必要なケースが60％以上で、安全検査の効率が制約されていた。

なお、上海浦東空港では、男性旅客の携帯手荷物が比較的少なく、通過速度が速いことから、男性専用通路を開設。成都双流空港も春節ラッシュの期間、男性専用通路を採用していた。

～北京・天津ジャピオン2016年03月14日号～