【北京5月29日】5月31日(火)の〝世界禁煙デー〟に際し、北京市疾病予防控制中心は5月29日(日)、「2005-2015年北京市学生喫煙状況報告」を公表した。これによると、北京市の職業訓練高等学校生の4分の1以上が喫煙者で、喫煙率は成人とほぼ同様、喫煙経験者は4割以上に上ることがわかった。
同中心副主任によると、職業高校は大多数が全寮制であることから、比較的自由でタバコが手に入りやすいという。この調査結果を鑑みて、関連部門は職業高校の監督を強化し、禁煙重点区域に組み込むとした。
また、報告では両親ともに喫煙者の家庭における子どもの喫煙率は10%以上と、無煙家庭の2.37倍になるとし、学内では仲間の1~5人が喫煙者である場合、喫煙の確率は3.8~21.9倍に、5人以上に至っては喫煙の確率は30%に及ぶとしている。
~北京・天津ジャピオン2016年6月6日号~