【北京7月23日】北京市疾病予防控制中心副主任は7月23日(木)、「北京市新型コロナウイルス肺炎流行予防対策に関する記者会見」の席上で、手洗いの重要性を改めて強調した。
同副主任は、6月に豊台区新発地批発(卸売り)市場で発生した集団感染の調査の中で、市場の牛羊肉総合マーケットホール地下1階の売り場や公共トイレなどで採取したサンプルからコロナウイルスが検出されたと説明。感染者の自宅などにおいても、ドアの取っ手やパソコンのマウス、冷蔵庫の扉、トイレの洗面台や蛇口からコロナウイルスが検出されていることを明かした。
これを踏まえ、外出からの帰宅時や食品購入後、マスク装着前と外した後、コンタクト装着前、公共場所の手すりやエレベーターのボタンなどに接触した後、紙幣や硬貨、宅配荷物に触れた後などには手洗いが必須だと指摘。また、涙や鼻水、唾液が手に付着した後や咳やくしゃみを手で覆った後、病院に訪れた後、動物や動物のエサ、排泄物に触れた後の手洗いの必要性も強調した。
特に乳幼児や高齢者、病床の患者の世話をする場合は、接触前に忘れずに手洗いを行うよう注意を促している。
~北京天津ジャピオン8月3日号~