北京、蚊媒介感染症予防に向け “蚊に刺されるリスク指数”公布

【北京7月16日】北京市疾病予防控制中心は7月16日(金)、北京初となる“蚊に刺されるリスク指数(MBI=モスキート・バイティング・インデックス)”を公布した。

同日公布されたMBIは、蚊に刺されるリスクが“やや高い”とする4級だった。

北京市疾病予防控制中心では近年、世界で蚊を媒介とする伝染病が急増していることを受け、2019年7月に北京市気象服務中心と共同で科学研究を行い、監視測定ビッグデータを利用したモデルを立ち上げ、予測予報システムを構築。これにより未来3日間の蚊の密度を5段階で予報し、蚊を媒介とする伝染病の予防により市民の生活の質及び健康のレベルを向上させることを目的としている。

なお、MBIは北京地区の十数年分の蚊の密度のデータを基に、気温、湿度、降水量、風速、積算温度などとの関連で分析。蚊に刺されるリスクを低い(1級)、やや低い(2級)、中(3級)、やや高い(4級)、高い(5級)の5段階で予報する。

北京市16区におけるMBI予報は今後、毎年6月1日~9月30日の期間、「気象北京」ウェイボー(微博)、微信、北京市疾病予防控制中心公式サイトなどで発表する。

~北京天津ジャピオン2021年7月26日号~

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