小区でアリゲーターガー放流か*猛毒ヘビの市内目撃情報も

【北京8月6日】海淀区の百旺茉莉園一期内の川の支流で最近、アリゲーターガーが目撃された。

目撃した同小区住民によると、アリゲーターガーは体長50センチ~1メートルほどで、カラチョウザメに見えたという。通報を受けた小区の管理業者は5回にわたり捕獲を試みたが、水域が広いため発見には至らなかった。その後、住民がすくい上げ、関連部門に引き渡していた。

8月1日(月)に施行された「外来入侵物種管理法」によると、外来種の水生動物は危険防止のため、捕獲などの措置が義務付けられている。主に米国やメキシコに分布するアリゲーターガーは、自然生態系に潜在的な脅威のある外来種には指定されていないものの、繁殖力が高く、肉食であることから、専門家は川などに放流した場合に起きる生態系への影響を危惧している。

また、北京市公安局は最近、公式ウェイボー(微博)「平安北京」にて望京東路付近でアマガサヘビが目撃されたことを伝え、注意を呼びかけた。

中国南部や中国台湾などに分布するコブラ科アマガサヘビ属の同種は、インドでは“四大毒蛇”の1種とされるほど毒性が強いため、十分な警戒が必要だとしている。

~北京天津ジャピオン2022年8月15日号~

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