上半期、電動自転車事故3割増*市はヘルメット着用を奨励

上半期、電動自転車事故3割増*市はヘルメット着用を奨励

 

【北京6月18日】北京市交通管理部門のデータによると、今年1月1日(日)~6月15日(木)までに北京市の電動自転車による事故数が前年同期比で約3割増加したことがわかった。

一方、電動自転車による事故の死亡者数が市内の交通事故死の29%を占めた。

交通管理局関連責任者によると、近年、電動自転車は経済的かつ便利であることから、市民の重要な交通手段となる一方、起動速度が速く、車両の安定性が悪く、違法乗車も多いため、路上での安全リスクも高いという。

市内で発生した電動自転車の死亡事故を分析すると、信号無視、逆走、自動車道への侵入、飲酒運転が主な原因で、ヘルメットを着用していないこと、規定違反の2人乗りなどが大事故に繋がっている。また、電動自転車死亡事故のうち、6割以上の運転手の死亡原因が頭蓋骨の損傷であり、データを見ると、交通事故発生時にヘルメットを着用していた場合は負傷率が70%、死亡率は40%、それぞれ下がるという。

なお、「北京市非自動車管理条例」第16条では、電動自転車運転中のヘルメット着用を奨励しており、12歳以下の子どもを乗せる場合は子ども用ヘルメットの着用を奨励している。

~北京天津ジャピオン2023年6月26日号~

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