〝防PM2・5マスク〟 大気汚染で売上が急増

近日、連日の深刻な大気汚染を受け、マスクの売上が急増しているが、これに便乗して売上を伸ばすため、各店で「PM2・5防御」を謳った商品が販売されている。
現在、大手ショッピングサイト「淘宝網」上ではほとんどのガーゼマスク、コットンマスクの商品に「PM2・5」のキーワードが追加されており、天然の竹繊維使用とPM2・5防御を謳ったマスクなどは一枚26元と高価格で販売されているが、購入者が後を絶たないという。
だが、『北京日報』記者が繊維織物の専門家に問い合わせたところ、直径2・5マイクロメートル以下であるPM2・5の進入を防ぐには、繊維の隙間もそれ以下である必要があり、通常の綿織物では進入を防ぐことはできないとのことだった。
また、近日ネットユーザーの間で話題となっているある医学博士による記事によれば、ガーゼマスクで防御できる粒子状物質は30%にも満たず、外科医師が手術で使用する使い捨てマスクでやっと30%が防げる程度だとしている。
(1月15日)

~北京ジャピオン2013年1月21日号

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