胡同の違法建築取り壊し中に明代内金水河の遺跡を発見

【北京1月22日】最近北京市考古工作報告会で、西城区什刹海で違法建築の撤去作業中に、西板橋と内金水河の遺跡が発見されたと発表があった。遺跡は明代故宮の用水研究の貴重な実物資料となる。

昨年8月上旬、什刹海街道の違法建築取り壊し作業中、恭倹胡同の南端で西板橋の遺跡が見つかった。続いて、9月16日から文物部門が橋とその西側の河の発掘を始めた際に、古い橋板、暗渠、護岸提などの遺跡を発見。年末までに発掘面積は305平方mに達し、橋の全体像が明らかになった。

この西板橋は全長6・5mのアーチ橋で、高さは1・7m、アーチの幅は2m。明代の内金水河にかけられた小さな橋で、河はこの橋の下を抜け、南へ折れて、最終的に故宮の筒子河へと流れ込む。また、今回合わせて発見された内金水河には、切石で護岸工事も施されていた。

~北京天津ジャピオン2018年1月29日号~

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