感謝の心を込めて
温かみある木の扉を開くと、炭火の香りが鼻腔を撫でる。
カウンターでは色彩鮮やかな食材が、赤く染まった備長炭の網の上でじっくりとおいしさを育んでいる。
北京で6年目を迎え「虎たろう」が開いた新境地は、完全予約制の炭火焼ダイニング。
4人掛けのカウンターと個室2部屋のみの「HANARE」は、基本的にオーナーの山田さんと佐藤さんで切り盛りする2人の〝ホームグラウンド〟。
「居酒屋などを多店舗展開してきたが、初心に戻って、これまで支えてくれたお客様ともう一度丁寧に向き合いたい」という2人の感謝の気持ちが込められている。
女性も喜ぶ炭火焼
料理の基本は、その日、一番新鮮な魚介や肉を使った創作炭火焼と創作料理。
余分な脂を落とし、新鮮さとおいしさを閉じ込めた炭火焼はとってもヘルシー。
添えられたソースやドレッシングは言うまでもなく手作りで、繊細な盛り付けは女性が喜ぶこと間違いなしだ。
個室を借り切ってパーティーを開くのにぴったりの同店、予約の際は食べたいもの飲みたいもの、雰囲気づくりなどを遠慮せずにリクエストしてみよう。
298元~の「創作炭火焼セット」など、予算に応じてメニューを組み立ててくれる。
初心に帰ったオーナー2人の「ホーム」が、お客様の「ホーム」になる日はすぐそこだ。
info
ほーむきっちんHANARE
住所:北京市朝陽区建国路88号現代城西路(虎太郎大望店隣り)
TEL:158-1117-6640(佐藤)
営業時間:18時~24時(完全予約制)
席数:18席
予算:300元~
~北京・天津ジャピオン2014年12月1日号