降雪の影響で300便が欠航 首都空港、除雪能力不足が露呈

【北京11月24日】今年最大の降雪の影響により、北京首都空港では11月22日(日)、航空機約300便が欠航した。
同日、航空便遅延警告が幾度も調整され、24時には警告がレッドレベルに引き上げられた。
某航空会社の機長によると、空港への影響がもっとも大きいのは積雪と氷結で、滑走路及び機体の安全な着陸に影響を及ぼすとしている。
首都空港では23日(月)午前、航空機の着陸を再開。
除雪作業に約200人、航空機器の除氷作業に約1000人を投入、特殊除雪作業車約100台、航空機器除氷車43台が出動し、同日早朝4時までに滑走路3本の除雪作業及び全面的な清掃と点検を終えた。
民間航空関連部門責任者は、今回の降雪による首都空港への影響は多大で、除雪除氷能力の不足が原因のひとつだとした。
また、作業工程も効率が悪く、朝の離陸ラッシュ70~80便に対し、1時間で20便足らずの除雪では航空便が遅延するのは当然だとしている。

~北京・天津ジャピオン2015年11月30日号

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