地下鉄東直門駅で飛び込み事故 乗客らの尽力で救出も報われず

【北京8月4日】北京地下鉄2号線東直門駅構内で8月3日(木)20時頃、乗客の男性がホームドアを乗り越えて線路内に進入し、車両とホームの間に挟まれ、周囲の乗客らに救出されるという事件が発生した。男性は救急病院に搬送されたが、全身に受けた傷により同日23時に死亡していたことが翌日4日(金)にわかった。

北京地鉄公式ウェイボ(微博)によると、3日19時52分、2号線東直門駅の東四十条方面行きのホームに列車が進入してきた際、突然、1人の男性がホームドアから軌道線路内に飛び込んだ。列車は急ブレーキをかけた後、車内の乗客全員を下車させ、緊急救援処置として駅員や武装警察、現場にいた乗客らが力を合わせて男性を救出し、病院へ運んでいだ。同日20時12分には、列車は運行を再開していた。

なお、男性は列車とホームの間に挟まれていたことから、男性を救出する際、大勢の乗客が声を掛け合い、一致団結して列車を押し動かした。

~北京天津ジャピオン2017年08月14日号~

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