【北京12月7日】北京市応急弁公室は12月7日(月)18時、空気重度汚染警報レベルをオレンジからもっとも深刻なレッドに引き上げ、8日(火)7時~10日(水)12時まで、市内全域に北京初となる空気重度汚染レッド警報を発令した。
レッド警報発令の下、市内全域では自動車ナンバープレート末尾奇数・偶数制限を実施し、車両総数の30%を削減。
公共交通運営部門は運営時間を延長し公共交通の輸送を確保、建築廃棄物と土砂運搬車、コンクリートポンプ車、砂利運搬車などの走行禁止、屋外施工作業の停止、花火・爆竹、露天串焼きの禁止などが実施される。
また、幼稚園、小中学校を休校とし、空気汚染の状況により企業はフレックスタイム制の実施が可能となる。
なお、レッド警報発令に対し、環境保護部城市環境管理専門家は北京の対応は賞賛に値するとし、空気重度汚染が人々の健康に及ぼす影響を予測し、警報レベルに則して処置を施すことは必要不可欠だとしている。
~北京・天津ジャピオン2015年12月14日号