【北京1月1日】北京控煙協会は2015年12月31日(木)、中国映画『老炮兒』のスタッフ及び国家新聞出版広電総局に対し、同作品が喫煙シーンを濫用しているとの公文書を発表した。
同協会によると、上映時間138分のうち、タバコに火を点ける、喫煙、タバコを手渡すといったシーンが28シーンの102カットに出現。平均1分に1回の割合になるとし、「北京で施行中の禁煙条令を完全に無視している。一体、何を提唱しているんだ?」と批判。さらに、「主役の男女、老人、若者、皆が喫煙している。こんなむやみに喫煙するなら、映画を『老〝煙〟炮兒』に改名すればピッタリだ」と揶揄した。
また、同作品に対する国家新聞出版広電総局の審査にも疑問を呈し、喫煙シーンが多すぎると喫煙への誘導を招き、青少年に悪影響を与える恐れがあるとしている。
~北京・天津ジャピオン2016年1月11日号~