中国未成年ネット普及率は94% サイバー暴力や不適切情報源に

【京津3月26日】中央維護青少年権益部、中国インターネット情報センターは3月26日(火)、「2018全国未成年インターネット使用状況研究リポート」を発表した。これによると、18年7月31日(火)までに中国の未成年のネット普及率は93.7%に達していることがわかった。

リポートによると、同期の未成年のネットユーザーは1億6900万人規模に達し、同期の全国人口のネット普及率57.7%を大幅に上回った。普及率を教育段階別でみると、小学生が89.5%、中学生が99.4%、高校生が96.3%だった。

また、全国31の省・自治区・直轄市の小・中・高校及び中等専門学校でサンプル調査を行い、学生3万1158人から得た回答によると、ネットの利用目的は「(学校の授業を含む)学習」が87.4%、「音楽を聴く」が68.1%、「ゲームで遊ぶ」が64.2%、「チャット」が58.9%だった。

一方、15.6%がネットで自分や友人が皮肉や悪口を言われる、嫌がらせを受ける、個人情報を公開されるなどのサイバー暴力に遭っていた。また、30.3%がネットで暴力、賭博、薬物乱用、わいせつなどの違法かつ不適切な情報に触れていたことが判明している。

~北京天津ジャピオン2019年4月1日号~

 

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