【北京4月25日】東城区の観光地として著名な胡同・南鑼鼓巷は4月25日(月)より、団体ツアーの受け入れを暫定的に停止した。また、観光客数の超過により3A観光地の称号を取り消した。
南鑼鼓巷は道幅8m、全長787m、元大都遺跡公園と同時期に建設された北京最古の街の一部として知られる。また、オリジナリティのある各種店舗が軒を連ねる通りとして連日、大量の観光客が押し寄せていた。
北京市旅遊委員会関係者によると、南鑼鼓巷が自主的に3A観光地の申請を取り消した主な理由は人数制限及び観光客の安全を考慮したもので、ピーク期には連日、観光客数は10万人を超え、周辺の交通への影響だけでなく、空間が確保できないなど一定の安全問題が存在していた。また、現地住民の生活にも多大な影響を及ぼしていた。
一方、団体ツアーの受け入れ中止策に対し、ツアーガイドたちは定時集合で自由行動、ツアーの旗を掲げないなどの方法を採用するとしている。
~北京・天津ジャピオン2016年05月09日号~