漢方胃腸薬で胃腸を元気に
――先生、最近、外食が多いせいか、胃の調子が悪いんです…。
先生 そういう時は、「保和丸」という漢方胃腸薬を飲むといいですよ。神曲という発酵素の生薬、みかんの皮である陳皮、山査子、食材としても使われる茯苓(ぶくりょう)、サトイモ科のカラスビシャクの根茎である半夏(はんげ)、大根の種である莱菔子(らいふくし)などの食物から成る生薬でできているので、副作用もなく非常に安全です。これらの生薬は、主に消化を助ける働きやお腹の張りを和らげる働きがあり、消化不良や胃酸の出過ぎ、食欲がないなどの症状に効果的です。
――どの程度飲めばいいですか?
先生 1回に1袋(6g)~1袋半(9g)を1日2回飲んでください。以前は大きな粒だったのですが、近年は小さい粒で売られていることが多く、飲みやすくなりました。小さなお子さんの場合は半量にしてください。製薬会社によって異なりますので、購入した薬の説明書及び用法をよく読んでくださいね。
――わかりました。誰でも使えますか?
先生 基本は大丈夫ですが、妊娠中の方、流産を経験されている方は医師の指示に従ってください。胃腸の健康は、身体全体の健康に大きく影響します。ぜひ試して、健康な胃を取り戻してくださいね。
~北京・天津ジャピオン2016年6月6日号~