団結湖住宅で人質事件が発生〝90後〟犯人はデリバリー配達員

【北京6月27日】朝陽区団結湖の住宅で6月26日(日)、刃物を持った23歳の男が住民の女性を人質に立てこもる事件が発生した。その後、通報により現場に駆け付けた民警により犯人は現行犯逮捕、人質は全員無事、解放された。

被害者の女性によると、同日昼頃、女性と同居人、その友人の3人は出前を注文し、配達員が届けにやってきた。すると配達員は突然ドアを押し開け、受け取りに出た女性を押し倒し、ポケットから取り出した折り畳みナイフを突き付けてきたという。同居人はナイフを持った犯人の腕を必死で掴み、寝室に逃げ込んだ友人は警察に通報。その後、3人の民警が現場に踏み込み犯人を拘束したが、犯人がナイフを振り回したため、民警の1人は首、1人は腕を負傷した。

警察によると、犯人は約2カ月前、配達の際にベンツと接触事故を起こし、1万元以上の賠償金を求められていた。これを理由に人質事件を起こし、民警に射殺されることを望んでいたとしている。

~北京・天津ジャピオン2016年7月04日号~

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

PAGE TOP