【北京3月7日】昨年、北京市民が住宅区で野良犬に咬まれケガを負った案件で、北京第一中級人民裁判所は最近、野良犬にエサを与えていた隣人に対し、賠償金の支払いを要求する判決を下した。
被害者によると、昨年9月、住宅区の物置の入口で被告人の母親が野良犬にエサを与えているところを目撃。通りかかった際に犬が突然襲いかかり、左ふくらはぎを咬まれ、被害者は7cmの傷を負った。野良犬は2015年に住宅区に侵入し、同年末から16年9月まで被告人の住む楼付近にいた。被告人と家族は長期間にわたり犬にエサをやり、生まれた子犬の面倒も見ていたという。これを受け被害者は裁判所に告訴し、損害賠償及び謝罪を要求していた。
裁判所は一審判決で医療費と交通費合計1661元の支払いと謝罪を命じたが、被告人はこれを不服とし、上訴していた。
~北京・天津ジャピオン2017年03月13日号~